ダイレクトボンディング

たけのやま歯科院長の山田翔です。

日曜日に実習付きの勉強会に参加してきました!

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むし歯になってしまったところを削って樹脂で詰める治療です。
多くの歯科医院で通常毎日のように行われている治療で
私も毎日のように行っていますが、
今回はそれをより精密に、より審美的に行うための術式を学んできました。

模型上で詰め終わった状態がこちら。

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模型の他の歯が真っ白なので、
治した歯の方がむし歯っぽく見えますね(笑)
もちろん実際の患者さんの歯に対しては、状態に合わせた形、色調にしていきます。

この方法は、型取りを要する治療法に比べて
削る量が最小限で済むこと、
即日で処置が完了すること(後日調整が必要な場合もあります)、
歯とほぼ同じ色で詰められること、
接着力が高く内側がむし歯になりにくいこと、
仮に修正が必要になっても最小限の処置で済むことなどなど
メリットが多くあります。

デメリットは、
場合によってちょっと処置時間がかかってしまうので
顎がしんどくなるかもしれないこと、
経年的に多少着色が起きること、
金属と違い、割れ、欠けというトラブルが起きうること、
広範囲のむし歯の場合は処置が困難になることなどがあります。
割れ、欠けは修正可能です。
多少着色したとしても金属よりは目立ちませんし、
専用の機械で磨いたり、部分的に詰め直せばまたきれいにすることができます。
金属アレルギーの方にも安心して使えますね。

どんなに良い材料があっても、もちろんむし歯にならない方が一番です。
でももしも穴があいてしまったら
そのときは最小限のダメージで、より精密で審美的な治療が良いですね。
そのための技術研鑽は欠かせません!