たけのやま歯科院長の山田です!
ついさきほどTBSの「この差って何ですか?」という番組の中で、
「良い歯医者とそうではない歯医者の差」
というコーナーがありました!
内容をまとめた記事はこちら。
その差は、
1.初回の診療時間が長い
2.自分の不得意な治療は断る
3.毎回歯の写真を撮影
4.歯科衛生士が治療前に必ず掃除する
5.むし歯のときにすぐ歯を削ろうとしない
だそうです!
174人の歯科医にアンケートをとった結果だとか。
私もその通りだと思います。
当院の場合は、
1.初診時は時間は30分と長くはありませんが、
カウンセリング・検査・説明のみとさせていただき、
診査・診断に重点を置いております。
(必要に応じ応急処置は行いますが、基本的に治療はしません。)
![img_tkn236](https://www.takenoyama-dc.jp/news/wp-content/uploads/2015/06/img_tkn236-150x150.jpg)
2.私の得意な分野はむし歯の予防と治療です。
不得意、というか、勉強不足な分野は、
矯正とインプラントでしょうか。
そのため、矯正は矯正医の中尾先生に来ていただいて診察してもらっています。
インプラントは、基本的には信頼できる他院の先生へ紹介させていただいております。
矯正もインプラントも、全く経験がないわけではありませんし、
勉強をしたことがないわけではないのですけどね。
それでも、それを専門にされている先生方に比べたら、まだまだだと自覚しているからです。
矯正・インプラントは、技術の習得に大変な時間と労力がかかります。
私はその分を、歯科で最も必要とされる、
むし歯と歯周病の予防・治療にかけていくことを選びました。
できないことはできないと自覚し、それをちゃんと言えること。
「無知の知」
私の尊敬する小牧令二先生の座右の銘です。
ただ、特に発育と矯正は非常に繋がりが深いので、今後もしっかりと勉強していきます。
3.初診時に必ず歯の規格写真を撮影します。
その後、治療のたびに、治療前・治療後の写真を口腔内カメラで撮影し、
患者さんにお見せするようにしております。
肉眼でのぞくよりもはっきりと見ることができます。
どんな状態で、どんな治療がされたのか、
それを知っていただくことが、その歯を今後維持していただくためにも大切なのです。
4.この点は少し当てはまらないところかもしれません。
治療前は、必要に応じその部位だけ私が清掃をしています。
ただし、歯ぐきに近い場所のむし歯治療は、
衛生士による清掃を受けていただいてからしか行わないようにしております。
「掃除はいいからさっさと治療してよ!」というご意見もあるのだとは思いますが、
質の良い治療を行うためには、そうはいかなくて。
大切なのは治療ではないのです。
治療は、病気の原因ではなく、結果を治しているだけ。
原因は、バイキンなのですから。
5.むし歯を削るか、削らないか。
この判断基準というのが、実は難しく、明確に区分しづらいのです。
その方のリスクに応じて判断しなければなりません。
そのため、とにかく慎重に判断するようにしています。
なるべく削らずにすむように。
そして、やむを得ず削るのであれば、最小限に。
ただし、必要なことは徹底的に。
![img_tkn184](https://www.takenoyama-dc.jp/news/wp-content/uploads/2015/06/img_tkn184-150x150.jpg)
今回のコーナーはとても良いものでした。
こういう番組で全く異論のないものは珍しいです(笑)
たったこれだけの内容でも、昔の常識とはずいぶん違うことが分かりますね。
以前は、
・手早く治療してくれる
・どんな治療でもできる先生が名医
そんな感じだったと思いますが、本当に全く正反対。
今の常識だって、将来は全く違うものになっていくかもしれません。
日進月歩。
勉強はずーっと続きます。