月別アーカイブ: 2014年9月

弘岡先生講演会

たけのやま歯科院長の山田です。

昨日はササキデントリーフェスタという、歯科ディーラー主催のショーに参加してきました。
目的は、新しい器材のチェックもそうですが、
弘岡秀明先生のセミナーです。
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弘岡先生は「スウェーデンデンタルセンター」の院長先生。
文字通り、スウェーデンに留学をされ学ばれた先生です。
特に歯周病学に精通していらっしゃいます。

同じくスウェーデン・イエテボリ大学の歯周病科教授の
リンデ教授もおっしゃっていたことですが、
歯周病治療に最も大切なことは、
歯肉縁上のバイオフィルムのコントロール、
つまり、「患者さんご自身のブラッシング」です。
弘岡先生も同じことを強調していらっしゃいました。

私たち歯科の専門家がいかによい治療をしたところで、
患者さんご自身が毎日のケアをしっかりとしてくださらなければ、
よい結果は得られません。

ですから、私たちが最も力を注ぐべきは、
その事実をお伝えすること。
どのようにケアをしたら効果的か、何がその方にとって重要なポイントか。

これは歯周病だけでなく、むし歯に関しても全く同じです。

このブログでも情報発信は積極的に行っていきます。
ですがやはり、医院に定期的に来ていただき、
その方の状態に合わせたお話をさせていただくことが一番大切。

当院に来ていただいた方は分かると思いますが、
たけのやま歯科はよくしゃべる医院です。

これからもそこを大切にしていきたいと思います。

ちなみに今回もちゃっかりサインと写真をお願いしてしまいました(笑)
写真
スタッフルームに置いてある書籍の大半が著者のサイン入りという・・・。
本で勉強するのもいいのですが、
生のお話をきく、ということが
やはりここでも大切なことですね!
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Trois Fleur様のお花

たけのやま歯科院長の山田です。

先日から院内に素敵なお花が飾られています。
写真 1
Trois Fleur(トロワ フルール)の村上様のコーディネートです!

当院の雰囲気に合うように、
白でシンプルに仕上げてくださりました。
写真 3

開院からしばらくは皆様にいただいたお花で華やかに飾られていましたが、
私はお花を育てたこともなく、知識もなく・・・。

やはりプロの手をお借りした方がいいですね。

むし歯・歯周病予防も同じ。
自分の手で頑張って磨くことももちろん大切ですが、
プロの手でクリーニングをし、アドバイスを受けて
ポイントをおさえることが大事。

Trois Fleurさんにコーディネートをお願いしてみようかな、という方は
まだホームページはないとのことなので、こちらへご連絡ください!
yoko_f_km@yahoo.co.jp
写真 2

おやつの食べ方

子どもをむし歯にさせないBLOG第二回
『おやつの食べ方』

「甘いものをたくさん食べるとむし歯になるよ!」
と、皆さんお子さんに伝えたことがあると思います。

これ、半分正解ですが、半分不正解。

当院に来院された方に説明しているのが、以下のグラフについてです。
ステファンカーブ
ごはんを食べると、むし歯菌が酸を出します。
これはパン、お米などの炭水化物でも起きる現象ですので、
お菓子だけのことではないですよ。

その酸が歯を溶かしてミネラルが奪われていくのですが、
食べてしばらくすると、唾液の力で酸が中和され、
奪われたミネラルも元に戻ることができます。
「再石灰化」と呼ばれる現象です。
CMなどで耳にされたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
食事と食事の間をあけて、この時間をしっかりとることが大切なのです。

溶かされた歯が元に戻る前に次の食べものがきて、
また溶かされて、溶かされて・・・となると、
元に戻ることができません。
毎食後の目に見えないダメージが蓄積されて、
いずれ「穴」があいちゃうんですね。

つまり、
「甘いものをたくさん食べるとむし歯になるよ!」の、
「たくさん」の指すところが「量」であるならちょっとはずれ。
「回数」を指すのであれば正解。
(ただし一般的に「量」が増える=「回数」が増えることが多いので、
 論文からみる研究結果は曖昧です)

一度にたくさん甘いものを食べることではなく、
ちょこっとずつ何回もとか、
長い時間ずーっとダラダラ食べちゃうと問題になってきます。

ちなみに、朝昼晩のごはんのお料理で使う「砂糖」はそんなに気にしなくていいです。

だってごはんは普通「朝・昼・晩」の3回、決まった時間に食べますよね。

でもおやつは、時間が決まらないことが多い。
ジュースなんかもそうです。時間を決めてジュースを飲む方はそんなにいませんよね。

だから、おやつの「回数」と「食べている時間」に気をつけてくださいね。
どうしても習慣を変えることが難しいときは、
おやつをキシリトール等のむし歯にならないものに「替える」のもアリです。
他にむし歯になりにくいのは、
チーズ、ナッツ類等です。

むし歯になりやすいものは、
糖分が多いものと、粘着性のあるものです。
「甘いもの」がよくないのはよく知られていますが、
「口の中に長く残るもの」も同じくらいよくないのです。
例として、チョコレートがよくないのはもちろんなのですが、
ポテトチップス、クラッカー、ビスケットなども同じくらいよくないとされています。
それらをおやつとして食べるときは、一緒に牛乳を出してあげるとよいですね。

最近はアメやチョコレートでも砂糖不使用で甘いものもよく見るので、
そういうものを利用するのもいいです。

ジュースを買うときは大きなペットボトルで冷蔵庫にドカッと入れてあると、子どもがいつでも飲める状況になりますから、
小さなパックジュースで今日はこれだけね、と渡す方がいいですね。
おやつもおうちに「おやつ棚」みたいなものはなるべく作らず、
小分けの小さなものであげるとよいです。

「甘いものは全部ダメ!」なんていうのは
一度覚えたら普通は無理です。
それはうちの子どもも同じですのでよく分かります・・・。

前回の「むし歯に関わる菌について」の観点から、
まずはできるだけ3歳になるまでは甘いものを与えないこと。

それからは、おやつは時間を決めること。
与えるものを選ぶこと。

徹底は難しいところですので、無理のない範囲で意識してもらえると良いと思います!

当院の拡大診療が掲載!

たけのやま歯科院長の山田です。

先日、当院で採用している拡大鏡サージテルのオーラルケア社さんから、
担当の石澤さんが調整に来て下さりました!

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この方、その素敵なお人柄もあり業界内ではちょっとした有名人。
好奇心の強い方という印象で、
私が初めてお会いして「拡大鏡を使ってみたい」とお話したら
「その若さでどうして使ってみたいと思われたのかぜひ教えてください」
と、軽く取材されたのを覚えています(笑)

あれから4年。

その石澤さんのブログで当院のことを紹介していただきました!
この方、文章を書くのもとっても上手。
とても素敵に書いてもらっています。

当院にとって、拡大鏡は予防にも治療にもなくてはならないもの。
たまに裸眼でお口の中を見ると、「全然見えない」と感じるから恐ろしい。
でもよく考えたら、小さなお口の、小さな歯の、小さな一部分をしっかりと見るためには
裸眼では限界があって当然。
これからも手放せません。

石澤さん、ありがとー!
これからもよろしくお願いいたします!

http://ishizawablog.blogspot.jp

お月見泥棒

たけのやま歯科院長の山田です。

日進市にはおもしろいイベントがあります。
「お月見泥棒」といって、
中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお供え物を、
月の使者である子ども達はこの日に限って盗んでいいというものです。

お供えものは多くはお菓子を用意するようなので、
むし歯撲滅を企むたけのやま歯科としては複雑なイベントです・・・。
ですが、年に一回のことですし、ぜひ思いっきり楽しんでほしいと思い、
本日、当院でもお菓子を用意しました!
お月見泥棒
ただし全て砂糖不使用のキシリトール入り!
ついでにたけのやま歯科オリジナル歯ブラシもお供えしておきました(笑)

多くの患者さんや知り合いから「すごい勢いでなくなるよ」とは聞いていましたが、
本当にすごかった(笑)
あっという間になくなりました・・・。
泥棒ついでに待合室でくつろいでいく子ども達もいたり、
なかなか微笑ましい場面が見られました。
おもしろいイベントですね。
来年はもっと何か考えよう・・・。

今日は他にも色々な出来事がありました。
患者さんのお一人から、なんとスウェーデンからのお土産をいただきました!
スウェーデン土産
とってもおいしいチョコレートでした!
スタッフも絶賛。
スウェーデンのお話で盛り上がり、懐かしくなりました。
短期間でしたが、刺激をもらい、勉強になり、
そして多くの繋がりを生んでくれたスウェーデン研修。
街並みもとっても素敵なんです。
また行きたいなぁ・・・。
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