たけのやま歯科院長の山田です。
当院も開業1年を迎え、患者さんも1000名を超えましたので、
統計的な情報も一度集計してみました。
今回は、こどものう蝕有病者率、
つまりその年齢でむし歯のある子が何%いるのか?という数字です。
たけのやま歯科初診時う蝕有病者率H27.9.29(乳歯)
0歳 0/11人 0%
1歳 1/53人 2% (日進市1歳半検診 0.6%)
2歳 6/54人 11% (日進市2歳2ヶ月検診 5.61%)
3歳 11/52人 21% (日進市3歳児検診 8.6%)
4歳 15/45人 33%
5歳 21/41人 51%
6歳 21/37人 57%
7歳 18/24人 75%
8歳 10/21人 48%
9歳 11/19人 58%
10歳 8/14人 57%
11歳 4/12人 33%
12歳 2/4人 50%
歯科医院へ来院される方ですので、地域の数字よりも若干むし歯が多い傾向にありますね。
1歳でむし歯のある方は1名のみですから、ほとんどいませんが、
2歳からはちらほら、
5歳になると半分のお子さんにむし歯があることになります。
今回は乳歯のデータですので、7歳以降は乳歯が抜けていっている可能性もありますから、
あまり意味のない数字かもしれません。
1歳、2歳ではむし歯がないのが普通、
そこで油断してしまうと、だんだんむし歯になってしまうということがよく分かります。
たいてい2歳過ぎから甘いものを解禁してしまう傾向にあるのですが、
グッとこらえて3歳まで砂糖を含むおやつを遠ざけることができると大きいです。
今通ってくださっているこの子たちの歯をしっかりと守る事ができているかどうかを、
1年後、2年後と比較していくことで、客観的に評価できます。
これとは別に、短期的に評価するために、
「こどもむし歯ゼロ率」というのを当院独自に集計を始めました。
当院に定期的に通院中のこどもたちに、新しいむし歯の発生がないかを集計したものです。
きちんと当院へ通ってくださっているのですから、
むし歯ゼロ率は100%でなければならないのですが、
元々むし歯のあるこどもたちは、そうでないこどもたちと比較してむし歯になりやすいので、
なかなか簡単ではありません。
保護者の方の協力が何よりも大切になります。
今月のこどもむし歯ゼロ率は・・・
96.7%でした!
184人中6人に新しくむし歯が発生してしまいました。
この数字をどう捉えるかにもよりますが・・・。
なんとか100%にしたいところ。
もちろん数字がすべてではありません。
目の前の方おひとりおひとり、生活環境も違うし、お口の状況も違います。
ひとつひとつ、大切にしていくこと。
それがきっと数字としてもあらわれてくることでしょう。
今後も精進してまいります。